エンコーダのインストールとデバッグのポイントは次のとおりです。
設置のポイント:
清潔と校正:取り付け前に取り付け部位が清潔で不純物がないことを確保し、そして取り付け基準を校正して、エンコーダの取り付け精度を保証する。
同心度の要求:エンコーダ軸とモータ軸または被測定軸は高い同心度を維持し、偏心による測定誤差と機械摩耗を減少すべきである。
固定がしっかりしている:適切な締め付け方式を使用して、エンコーダをしっかりと設備に取り付けて、運行中に緩みが発生することを防止する。
防護措置:作業環境に応じて、防水、防塵、衝突防止などの必要な防護措置をとり、エンコーダを保護する。
ケーブル配線:エンコーダケーブルの配線を合理的に計画し、ケーブルが過度に伸張されたり、ねじれたり、他の部品と干渉したりしないようにする。
デバッグのポイント:
電気接続検査:エンコーダの電源線、信号線の接続が正しく、接地が良好であることを確認する。
初期化設定:エンコーダの種類と制御システムの要求に基づいて、必要な初期化パラメータ設定を行う。
信号検出:オシロスコープまたは専用検出装置を使用して、エンコーダから出力された信号が正常であるかどうかを検出し、パルスの振幅、周波数、位相などを含む。
ゼロ点較正:アブソリュートエンコーダに対して、ゼロ点位置の較正を行う、インクリメンタルエンコーダの場合は、参照点を決定します。
速度と位置試験:モータ運転時、制御システムを通じてエンコーダフィードバックの速度と位置情報を監視し、実際の値と比較し、パラメータを調整して理想的な精度を達成する。
動的応答試験:モータの加減速などの動的運転状態において、エンコーダの応答がタイムリーで正確であるかどうかを検査する。
温度と振動試験:異なる動作条件下で、エンコーダの性能が温度と振動の影響を受けるかどうかを検出する。
エンコーダの取り付けとデバッグの過程では、エンコーダの正常な動作と測定精度を確保するために、忍耐強く繊細で、関連する仕様と操作説明に厳格に従って行う必要があります。